第18章 チャンスを待つ者
九尾
「今夜は冷えると八咫烏から聞いている。
私の寝所に来なさい、一緒に床を共にしよう。」
お食事を一緒にいただいていると、
とんでもないお誘いを受ける。
美菜
「…(#´⊙口⊙`#)…」
(ご遠慮したい…)
九尾
「トメ…支度を頼むよ。」
トメ
「承知いたしました。」
トメさんはお食事のお部屋を後にし、
残ったのは九尾と私と梅吉、ネズ魔だけ。
美菜
「…もぐもぐ……」
(あっ…これ美味しっ……)
話せないならせめて食事は楽しもうと、
パクパク食べる私。
九尾
「…お前は本当に美味しそうに食べるな…
こんな妻は初めてだ。」
美菜
「 (#・Д・#)えっ… 」
(…やばっ、卑しいやつって思われた!?
って言うかこんな妻って…どーいう事!?)
九尾
「…お前は本当にころころと表情が変わるのは何故だ?
見ていて飽きはしないし、なかなか面白いが、
忙しそうで身体に悪そうだ。大丈夫か?」
美菜
「…(・Д・)…」
(身体に悪そう?え?)
九尾
「ん?どうした??話をしたくないのか?」
美菜
「…(;´д`)…」
(だってネズミ(失礼)に話すなって…)