第17章 お見合い①
白梅衣さんが居なくなると、
私は一人ぼっちになってしまった。
"ザワザワザッ…"
自分から誰かに話しかける勇気もないから、
端の方で皆さんの様子を見ていると…
お見合い会場の入り口の方が妙に騒がしいのに気が付いた。
〈 キャーーーッ!!!
"グシャ"
美菜
「えっ…?」
すると入り口の方だけだったざわめきが、
徐々に奥に移動してくる。
(…なっ、なんか来た!(;´д`))
?
「旦那ァ!!居ましたぜ!!こいつが最後の人間の女です!!!」
美菜
「?」
ネズミの顔をした小さいおじさんが突然私の前に現れた。
?
「ほぅ…これが最後の…
……なかなか良い女じゃないか。こっちに来い。」
見た目は凄くカッコイイ人だけど…
右手が血で真っ赤に染まっている。
美菜
「 :(;゙゚'ω゚'):」
(行ったら…殺される!??)