第16章 激おこプンプン丸
"ミシッ…ミシッ……"
暗い廊下を抜け、
庭沿いにあるお部屋にやってきた。
"シュッ…シュッ……"
(やっぱりお庭からだ…)
私は意を決して縁側に出た。
美菜
「……?」
庭を全体的に眺めて見ても誰も何も無い…
(気のせい?)
私は料理の続きをする為にお庭に背を向け戻ろうとした…
すると、
月光に照らされた自分の影が畳にうつっているのだけど、
その隣にもう1人の影が並んでいるのに気が付いた。
美菜
「(;´д`)えっ…」
(今、私の背後に誰かいる!!?)
怖くなって足が止まってしまった。