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インソムニア.

第14章 お見合い前日





繁華街のような所なのか、


沢山の妖怪が往来している。


物珍しくてあちこち視線を移していると…






美菜
「 !? 」






私の視界に、

来たかったお店の看板が入ってきた。






お店の名前は…【妖怪呉服店】





そのお店は…今私たちが立っている

怪しい"ニオイ"がする宿屋の横にあった。








(もしかして…ノアくん…)







美菜
「ノアくん…(´;ω;`)」






"パフッ"






ノアくん、私の首に手を回し身体と身体を密着させる。








ノア
『言い忘れてた…』








美菜
「?」







ノア
『あの金棒、買い取ってくれる所なんてないよ💜

高価過ぎるからねぇ〜💜』







美菜
『(´⊙ω⊙`)えっ、そうなんですか?』








ノア
『だから💜

俺が美菜ちゃんに、お金貸してあげる💜』








美菜
「え?…良いんですか!?」






私の身体から離れると、

目の前に立つ。








ノア
『( ◠‿◠ )』








美菜
「(´⊙ω⊙`)」

(あっ!ワケあり笑顔だ!!)








ノア
『ほらほらぁ〜、好きなの買っておいでぇ〜💜』








何か裏がありそうで断ろとしたけど、

ノアさんに背中を押されてしまい【妖怪呉服店】に

強制的に入店した。






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