第10章 果て
青鬼
「あと少し走れば、
目的地の赤い鳥居がある……
俺の事は構わず、後ろを振り返らずに飛び込め…」
青鬼さんは赤鬼さんの挑発にのらず、
私の目を見てくれている。
美菜
「でも…(;´д`)」
青鬼
「ほら!行きな!!!」
"バンッ!!"
赤鬼
「ッ!!!」
青鬼さんは赤鬼さんにタックルすると、
私を先へ押し出してくれた。
青鬼
「走れ!!!!」
美菜
「……はっ、はい!!!」
"タッタッタッタッタ!!
私は青鬼さんか頂いた金棒を胸に抱き、
ダッシュで走り出す。
(青鬼さん…ありがとう………)