第10章 果て
(……お腹空いたなぁ…)
立たずにそのまま空を見上げる…
美菜
「ふぅ……太陽が真上にある…眩し……」
(…眩し?眩しい!って……ん?あれ?あれれ……)
美菜
「わたし見えてる…
わたし!目が見えてる!!!」
"バッ!"
私は慌てて立ち上がり、
両手で両目に触れる
美菜
「元に戻ってるーーーッ!!(((o(*゚▽゚*)o)))」
私は年甲斐もなく、
その場ではしゃぎはじめる。
美菜
「わーいっ!わーーーいっ!!
耳も聞こえる!舌もある!爪だってある!!
んっーーーーーーッ♡うれしぃー!!
信じらんない!」
"バタバタバタバタバタバタッ…"
私は感極まって道の横に流れている浅いリバーに…
"バシャーーーーンッ!!💦"
ダイブした。