第5章 張り詰めた縁
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「みなさーん!!こんにちわー!」
手前に置かれている廃バスの屋根の上から、
男の人が声を張り上げ騒つく私達に話しかけてきた。
(…あれ?普通の人間?)
【妖界】と聞いていたから、
妖怪がお迎えにくると勝手に思っていた私…
少しだけ拍子抜けしたのはここだけの話。
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「では、早速ですが!
目的の田舎までは皆さんに自分の足で向かってもらいます。」
参加者の女性A
「歩くってどれくらい歩くのよ?」
私の斜め前に立っていた中年の女性が男性に質問する。
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「そうだな…個人差はあるけど、
大体1日〜3日…だな!」
"えーーーーーッ!!"
驚きと戸惑いの声があがる。
美菜
「(´;Д;`)」
(個人差…
わたしはきっと…3日だ…(涙))