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【進撃の巨人】愛を込めて花束を(R18)

第5章 ※ワナを仕掛けた俺のせい?






美咲を抱いた、二度目の夜。

この時の俺は、まだ気付いていなかった。



軽い男を装って、計画通りに彼女に触れられる理由を作り、そしてそれを成功させた。



欲情で繋がるのもアリだろ?

なんて、心にもない事を美咲に言って。



これでもなんとか、上手くいく。

そう、考えていた。



美咲を落とそうとする俺と、落ちまいとする美咲。



その攻防をしながらでも、お前の体温に触れられる事が出来ると確信していて。

浮かれていたのか、それとも単に、浅はかだったのか。



美咲の一番近くにいる、触れられる距離にいるというおごりがそうさせたのか。



どれも正解で、どれも違う気がしないでもない。



……が。

その理由が分かったからと言って、どうにもならねぇ。



とにかく俺は、気付いていなかった。



最大の難敵が、

動き出した事に。




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