第7章 〜記憶の目覚め〜
それから1ヶ月ーー。
『にゅっひょ〜ッ!まぁさん!いいんですか?こんな美味しそうなお肉……』
前原『おい!コロ先生!肉にヨダレが落ちる!』
『実は、だーいぶ前に出した焼肉一年分の応募ハガキが当選して送られてきたのはいいんだけど…ほら、私一人暮らしだし、さすがに冷蔵庫に入らなくて…。
だから、今日はみんなでバーベキューしようと思って!』
カルマ『さっすがまぁちゃん!俺も手伝うよ!』
磯貝『神だ…!まぁちゃんは神だ…!』
『あはは…もしお肉余ったら、磯貝君持って帰ってくれていいよ!』
磯貝『天使だ…!まぁちゃんの背中に羽が見える…!』
寺坂『あいつ、大丈夫か…?』
渚『磯貝君家は母子家庭で、色々事情があるみたいだからね…。』
コロ先生『天使…。』
中村『ん?どうしたの!?コロ先生。
コロ先生、天使とか神様とか信じちゃうタイプ?』
コロ先生『いえ…。ですが、この世には自分の知識だけでは測り得ない事が多くある。
みなさん、君たちはまだまだ若い。常識だけにとらわれず、大きな目で世界を見ていって下さい。
さぁ、バーベキューを楽しみましょう!』
菅谷『まじで美味い!この肉!』
茅野『ぅん、最高!』
まぁ『アチッ!』
カルマ『まぁちゃん大丈夫?そのフランクフルト焼きたてだからねぇ〜。
ほら、こっちが猫舌用!はい、あぁ〜ん』
パクっ!
『ん〜!おいひぃ!』
カルマ『かっわいぃねぇ〜!小動物に餌付けしてる気分〜!』
『もぉ〜!!!』
カルマを追いかけるまぁ。
カルマ『ごめんごめん!ついかわいくってさぁ〜』
コロ先生(似ている…。転入当初から思ってはいたけれど、この1ヶ月、彼女を見る度に思い出す…)