第10章 オリキャラ短編集
「おい・・・それって、・・・!」
差し出されたのは真っ黒なワンピースだった・・・!
「なんで、俺がワンピース着なきゃ行けねぇんだ!
今回、俺しか出ないって言っただろう!?
ズボンでもいいだろ!
まず、男の俺がワンピースってありえねぇだろ!?」
思わず、一気に思ったことを言ってしまった・・・。
すると、ため息をついて・・・
「だって、ドゥンケル・・・君は“体は女の子でしょ★”」
(コイツはたまに、なんでこんなドSになりやがる・・・。)
「・・・・・・。だからといって、ワンピースを着なくてもいいだろ!?」
(これは、正論だろう、正論を正論で返したつもりだった・・・。)
だが、
「・・・じゃあ、ドゥンケルは女の子がズボンを着ているのを見たことがあるの?★兵士の人がはいてるけど、私服の時は殆どズボンをはいてないよね★
いつも、スカートじゃん!ワンピースもへいきでしょう?」
(正論で返しやがる・・・。)
「今回だけだよ、僕が我が儘言うのは★」
「うっ・・・。仕方ねぇ、今回だけだからな!」
「ドゥンケル、ありがとう。」
(この台詞を言い合うのは何回目だろう?
つい、コイツらを甘やかしてしまう・・・。)
「ってことで・・・さっさと部屋出ろ!着替えるから!!」
と言い、モントゥを部屋から追い出し、着替える・・・。