第11章 秘密の会議〜過去の因縁〜
「2年くらい一緒に同居していた。
・・・アイツ、アイツらは厄介だ・・・あの兵法会議の時は・・・ドゥンケルか・・・。」
「あの、兵長・・・、仰っていることが兵長以外分からないと思うと言うか・・・まず、僕が分からないので詳しく話してくれませんか?」
「アルミンが分からないなんて・・・、珍しい・・・。」
僕が兵長に聞くと、ミカサがそう言った・・・。
「あぁ、そうだな。」
そして、話されたことは彼女は多重人格者で人格が変わる度に瞳の色、名前、性格が変わるらしい。
「・・・で、どこが厄介なんだい?」
ハンジさんが兵長に聞く・・・。
それは、僕も感じた
「・・・あいつらは別々の人格を持つが故に格闘の型もバラバラ、考える発想も人格によって違うからな・・・、つまり格闘の型をコロコロ変えさらに頭の回転が早いって事だ・・・。“前はそんなんじゃなかったんだが・・・」
「なるほど〜!!さらにその子に興味が湧いてきたねぇ〜」
「・・・つまり、頭の回る者とは・・・」
「あぁ、あいつだろうな。」
・・・厄介な相手だ・・・。
「厄介な相手かもしれない・・・。でも、わたし達の目標はエレンを連れ戻すことだ。その為には、努力をおしまない。それで、構わないね?」
「「「「「はい!!」」」」」
「それで、今回アルミン、ミカサ、リヴァイ班に参加してもらった。私達以上にエレンと関わりか深いからね。
・・・アルミン、ミカサ、ペトラ・・・君達でしかエレンを連れ戻せないと思う。よろしく頼むよ。」
「おい、エルヴィン・・・俺はアイツをさがす。それで問題ないな。」
「あぁ、問題ない。」
そして、会議が終わり壁外調査が始まることとなった・・・。