第8章 これからのこと
長いようで短い1年の月を経て遥は如月を彼氏認識したようで、「凌さん」と呼ぶようになる
そして東堂はあの事件以来は遥と友達として接する様になり悩み事があればよく聞いてくれるようになるがそれに如月は嫉妬をする
比嘉 は未だに如月をコソコソと追いかけてはニヤついている
そして3年目の春――
クラス替えがあったものの変わらず遥のクラスには尾崎、東堂、比嘉 がいる
そして担任は変わらずの如月だった
「やったー!最後にしてあたりを引いた!如月先生よ!」
などと浮かれる生徒も何人かいた
遥はそんな生徒を見て
(また凌さんの愚痴が増える…)
と思うのであった
そんな2人は順調に愛を育んでいるがいくつか喧嘩もしたが、お互い別れると言ったことは一度も無い
「またこの胸で、あのガキを誘惑したんだろ?いけないなーここに俺のだって証をつけかねーとな」
と言ってキスマークまでつけられる羽目になることもよくある
その為に体育の授業で着替える時は見つからない様にするのが大変だった
それにいち早く気づくのも尾崎であった
「ねぇ、キスマークまたつけられてんの?」
と放課後2人で残ってはその話をした
このキスマークが原因でブラジャーから上の見える範囲にキスマークはつけないで欲しいと言うと
分かったと如月は言い胸ではなく太ももの内側によく付けられるようになる
そして2年間続けてきた生徒会をついにやめ卒業してからは如月と同居をするためにバイトを始めた
「君が書記じゃなくなるのは寂しいよ。でもバイトも頑張って欲しいから僕は応援するよ!」
と東堂からはエールを受けた