第7章 復習の時間
「それがダメなんですよ…わかってます?」
「ん?何が!」
「付き合ってること!」
「あぁっ!やっと認めた!」
「え?……っ!ち、ちがっ!」
と如月の前で初めて付き合ってることを認めたことに慌てて否定する
「もう遅いですー。てか、俺に抱きついてきた時点で…いや、その前から分かってたよ。」
「え?」
「お前はいつまでたっても素直じゃねーなー。まぁ、そこも可愛いけど」
そう言って何週間ぶりのキスを頬にする
「別に…そんなこと、思って…」
「はいはい。好きなのはよーく分かってるよ。」
如月は遥の顎をクイッと持ち唇へキスをする
「本当は…エッチもしたいけど、ここじゃダメだな」
「体育館だけにしてください。」
「へぇー体育館でのエッチはいいんだ?」
「…体育館だけ、ですよ。」
と照れた彼女の頬は徐々に赤に染まる
「はぁー!可愛い!もっかい!もっかい、言って!」
ねだる如月に
「嫌です!」
と即答する遥
こうしてたったの数時間、2人はお互いの愛を改めて確かめ合ったのだった
そして次の日の放課後
ガチャ――
「約束通り、来てくれたんだね」
いつものように東堂が待っていた
「またそんな顔をして…この間まで君はいつも僕に笑顔を向けてくれてたじゃないか!どうして…どうしてそんなに悲しい顔ばかりするんだ!」
と感情を露わにする東堂
「僕は、君に好きと言ってほしいだけなんだよ!」
そう大声で叫び、遥の肩を両手でつかみ揺らしたその時
ドドドンッ――
外からドアの叩く音がした