第5章 初めての体験
夏休みが開け、残暑の厳しい秋がやってきた
「今年の夏はお祖母様のいる、ニューヨークに行ってたわー」
「僕は、ハワイの別荘に行ったんだ」
などさすが金持ちだと言わんばかりの自慢話が飛び交う教室
「これはミラノで買ったのよ。お父様がね、可愛い娘に買ってあげるのは当たり前だろって」
と比嘉 が数百万もする新しいバッグやブローチなどを机に置き周りの女生徒に自慢する
「いいなー、素敵なお父様ね!」
と、女生徒が返す
そんな彼女らは比嘉 をよいしょする生徒の集まりなのだが
遥は全く興味なく媚びることもなく、ノートに向かい勉強をする
そんな真面目な遥は如月の家で2週間のお泊まり会をした
正直いえば汗だくでセ○クスし放題の日々だ
クーラーをガンガンにきかせた部屋に裸で過ごしていたおかげで遥はお泊まり会3日目にして風邪をひいた
それから4日ほど如月は看病をするがうつると困るという彼女の希望でほとんど近くで触れることもなくまた風邪をひかないようにあとの日々を敵度な回数で済ませることとなった
「本当にごめん…俺のせいで風邪になってしんどかったろ?」
「いえ、私が徹夜で課題をして先生に黙っていたからです。私こそごめんなさい」
だがこれは夏休みが始まってすぐの話である
お泊まり会からあとの夏休みは祖父母と京都へ3日間旅行し、その他の日は適当な頻度で如月の家で過ごした
夏休みの半分以上は如月の家だったという思い出で遥の夏休みは終わった