第13章 女の子の日
「それは…パパは最初ママのことが好きでね。ママはそのことに気づかなくてパパはずーっとママに好きだよーって言ってくれたからかな」
「へぇー、じゃあわたしもママとパパとのことずぅーっと好きだ」
「うふふ、ありがとう。ママも夏陽のことずーっと好きだよ」
遥は夏陽をぎゅーっと抱きしめた
そして夏陽を寝室へ連れていき本読みをして寝かせた
「夏陽寝たか?」
「うん」
お風呂から上がってきた如月が確認した
「ねぇ、夏陽が私と凌さんがなんで結婚したか聞いてきたよ」
「へぇーそんなことに興味持つ年頃になっちゃったか…」
「娘が恋に興味を持ったから寂しいんでしょ?」
「そりゃ、娘がいつか離れる時がくるからな…」
「大丈夫よ。ずーっとママとパパのこと好きって言ってたから」
「はは、俺の娘と奥さんは可愛いなー」
「ほんと溺愛っぷりがすごいこと」
「俺は家族がいれば幸せだよ」
如月はニッコリして遥を抱きしめる
「私もよ」