第4章 【丸井甘】おかし。
おまけ
お菓子作りが趣味だという柳と同じクラスの菊田結菜。
なんとなく気になってイロイロ調べているうちに好きになってて…
けど、話したことなくて、いつ話しかけようかってずーっと思ってて…。
「なぁ、ジャッカル、」
「ん…?」
「…ハゲッ。」
「うるせぇ…」
なーんてジャッカルにやつあたりしてて…
かっこわりぃー
なんて思ってるときに、フワッとクッキーの匂いがした。
菊田結菜が横を通る。
俺はとっさに菊田結菜の腕を掴んで言った。
「…なぁ、お前、お菓子持ってるだろ。」
これが最初の俺の勇気だった。
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