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テニスの王子様【短編集裏なし】
第3章 【跡部切甘】あたりまえ
景吾Side
「景吾、わかれよう。」
それは、朝の登校中のこと。
俺様の車の中で不意に結菜から出た言葉。
「アーン?何言ってんだ?」
「だから、景吾とわかれたい…」
「勝手にしろ。」
俺にとって別れる何て事はどうでもいいことだ。
女なんざその辺にいくらでもいる。
別れなんて経験は何回もしてる。
結菜が初めてなわけじゃない。
だから、悲しくも何ともなかった。
…この時は。
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