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迷い道クレシェンド【HQ】【裏】

第74章 【番外編】ショコラカラン


晩飯の後、嬉々として一年に一回活躍するかしないかのかき氷機を取り出した。
(まだ信じてる…)
「どうしたんですか?
お腹痛いんですか?」
いつも手伝っているのに眺めていたからか、不審がられたようだ。
「いや……」
「食べたくないですか?」
「そういうわけじゃねえよ」
砕いた氷の上にシロップがかかり、そして、例のブツがかけられた。
(まだ信じてる…)
るるはいただきます、と嬉しそうに一口食べ、そして、急に変な顔をした。
「繋心さん、これ、練乳じゃ、ないです…!」
「知ってる」
「しっ!!?と、と、止めてくださいよ!?」
「面白くて…つい」
悪い、と謝ると、もーもーと牛のように怒る。
「また変なオモチャだろ?」
とパッケージを見ると、一応賞味期限らしきものが記載してある。
昔、似たようなモノは見たことあった。
「チョコ味の…ローション…?」
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