第3章 GTO
奏「そういえば、なんで俺に?」
本当に不思議だった。こんな無名の新人に話しかけてくれるなんて...
中川「実は、1番年が近いんだよね。もちろん僕の方が1個年下なんだけど」
あ、改めて考えてみたらそうかも。
奏「そうだね!いや〜歳が近いってなんか落ち着くよね。」
中川「そうなんだよね。やっぱり先輩の方が多いから緊張するよね。」
こうして大志くんとも打ち解けて、芸能界での友達が3人に増えた。
早速今日は挨拶と宣伝用ポスターの撮影もあるため、俺たちはスタジオへ
移動した。
その間楽屋に1度戻って、役の衣装である制服とベストに着替えた。
奏「うわ〜俺、スタジオとかも初めてなんだよね〜」
素人丸出しでキョロキョロする俺を見て、大志くんは笑っていた。
大志「あはは、確かについこの前デビューだもんね。なんか可愛いね。」
なんて言われて、ちょっと恥ずかしくなった。