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甘い貴方を見つけるまで【佐藤流司】裏

第4章 Sugar4


『心羽、好きだよ・・・もっと可愛い声、聞かせて・・・』


『流司さん、私も好き・・・私を流司さんのモノにして・・・!』





っ?!


ゆ、め・・・?


なんで夢なんだよー!!


なんで、今さらこんな、夢・・・。


身体の奥が疼く。

あの時みたいだ。
ぷにお達と遊んでたら、流司さんに背中をつーっとやられた時みたいだ。


どうしよう・・・。

あの時のことを思い出したら、余計疼いて、熱が上がる。


耐えられなくて、疼くそこにそっと手を伸ばした。

そこは濡れてて、快感を・・・流司さんを欲してる。


「あっん・・・りゅじ、さん・・・。」


流司さんが触れてくれたように、自分の指を動かした。


「はっ、あ・・・」


彼の時みたいに、すぐに登りつめる感じにはならない。


流司さんが触れてくれるのは、もっと、気持ち良かった・・・。


彼の顔を、指を、熱い目を、思い浮かべた。


大好き・・・流司さん。


「あっ・・・はっう、りゅうじさっああっ!!」


身体中の力が抜けて、ベッドの上で涙を流した。


虚しい。
彼とのえっちな夢を見て、彼を思い浮かべて、彼の名前を叫んで、果てた。


流司さんがこんなにも恋しい。
私の全部が、彼を欲してる。


「どうしてっ・・・うっ、あぁ・・・」


とめどなく涙が溢れる。


いつまで経っても、24時間ずっと、彼が私を焦がし続ける。


こんなに好きなのに、会えなくて、好きと言えなくて・・・苦しい・・・辛い・・・。

もう、限界だよ・・・助けて・・・・・・・・・


流司さん・・・。


私を睨んで、ぼっきらぼうに言葉を吐いて・・・。



私って、Mだったっけ?

でも、そんな流司さんが欲しい。
いつもの流司さんが・・・。


もう一度、愛し愛されたい。


「りゅうじさぁん、すきだよぉ・・・うっ、ああああ!!すきだよーっ!う、あぁああっ!!」


声を上げて泣いた。

涙と一緒に、苦しみも悲しみも・・・思い出も全部、流れてくれたらいいのに・・・。


溢れ落ちた涙が、枕を濡らし、冷たくなった。


貴方の温もりが欲しい・・・。






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