第16章 Sugar16
唇をぺろっと舐められて口を開くと、すかさず侵入してくる舌が熱い。
「んっ、はっ・・・。」
直ぐに鼻呼吸だけじゃ苦しくなって、角度を変える度に出来る隙間に縋り付く。
ぴちゃぴちゃと音をたてながら、舌が激しく絡む。
「ふっ、ん・・・うっ・・・。」
上顎をなぞられ、鼻にかかった声が漏れた。
私の口内に残った唾液を奪い取って、唇が離れた。
息を荒くしながら彼を見つめると、今度は軽くキスをされる。
「よかった?」
その言葉にこくんと頷くと、ショーツの中に手を入れて、膣口から陰核を掠めてなぞり手を抜く。
「びしょびしょ。」
「恥ずかしいから、やめてよ・・・。」
私の目の前に、愛液で濡れた指を翳す。
腰を下ろして彼の膝に座り、軽く睨んだ。
「誘ってんの?」
「なっ!?違うしっ!」
軽く笑って、ぎゅっと抱き締めて、見上げてくる。
「俺は誘ってる。」
っ!?
何それ・・・そんなの、断れるはずない、けど・・・明日も早いし、そろそろ寝ないと・・・。
「うーそ、寝る?」
うんと頷けば、私をそのまま抱え上げて、ベッドに寝かせてくれる。
彼も一緒に入ってきたので、ぎゅっと抱き着いた。
すると頭を撫でてくれたので、気持ち良くて目を閉じると、少し上で笑う声が聞こえた。
なんかもう恥ずかしくなったので、彼の胸に顔を埋めて、寝たふりをする。
そしたら、抱き竦めてきた。
ドキドキして寝れそうもないので、取り敢えず、寝たふりを続ける。
少しの間そのままでいると、頭に鼻を擦り付けてきた。
腰に回していた手を服の中に入れて、胸までいくと、やわやわと揉みしだいてくる。
もしかして寝てる時、いつもこんな事してるの?
「心羽、好き。」
っ!?
頭にキスをされた。
待って・・・これから、絶対寝たふりするっ!!
胸を揉んでる指がたまに突起を掠めて、身体が軽く反応してしまうし、声も漏れてしまう。
「やべ、可愛過ぎ・・・。」
太腿に固くなったものが触れて、身体が動きそうになる。
服の中から手を抜いて、私をまたしっかり抱き締めると、眠ったのか、動かなくなった。