第13章 Sugar13

後ろから突かれてるのと同じくらい、奥に彼があたる。


｢あ、う･･･りゅう、じさっ、もう･･･だめ･･･。｣


彼の顔が見えて、彼に顔を見られて･･･余計感じてしまう。


｢まだ、終わってやんない･･･てばっ！｣


｢あっ！！あぁ･･･ん、ふっうぅ･･･。｣


強く奥を突かれて果ててしまう。

それをわかってるくせに彼は、律動を止めようとはしない。


速い律動でぐちゅぐちゅと音をたてる、彼と私が繋がってる場所。


｢ねぇ心羽、すげー泡立ってきてる。激しい？｣


蕾を優しく撫でながら、わかってるくせにそう聞く。


｢もうムリ･･･んぁ･･･早く、イってよ･･･。｣


この強過ぎる快感から、早く逃れたい。


｢じゃあ心羽、もっといっぱいイってよ。壊れちゃってよ。｣


｢も、ムリぃ･･･許して･･･。｣


助けて･･･ほんとに壊れちゃう。

これ以上は、ほんとにもう･･･。


｢あぁあ、泣いちゃった？しようがないなぁ、俺がイくまで、もう少し我慢して？｣


溢れる涙を優しく親指で拭い、口付ける。


私は、流司さんを満足させることなんて、出来ないのかも･･･。


｢いっ･･･！｣


唇を噛まれ、驚いて彼の顔を見た。


｢変なこと考えんな。｣


彼にはもう、なんでもお見通しみたい。


いつもの正常位？という体勢になって、彼はまた、激しく腰を振り始めた。


｢あ、あ･･･流司さん、好き･･･んあっ、ああっ！！｣


｢またイった？｣


お腹の上で私の両手首を捕まえて、私が無意識に上に逃げないように、押さえられる。


｢俺も、好きだよっ･･･あっ、イ、く･･･っ！｣


私のナカでまた少し大きくなって、薄い膜を隔てて私のナカに欲を放った。

その感覚に私もまた、果ててしまう。


｢もう･･･お前、何回イった？｣


｢わかんない･･･。｣


私の上に覆いかぶさり、お互い荒い呼吸を繰り返す。


あんなに苦しかったのに･･･怖いくらい気持ち良かったのに、今、とても満たされてる自分がいる。


｢抜かなきゃなのに、動きたくない。｣


｢破けちゃうよ？｣


｢わかってる。｣


彼は渋々起き上がって、ゆっくりと自身を抜き取り、後処理を始める。