第11章 Sugar11
「あ、もしかして手首へのキスって、なにか意味あるの?」
そう言って彼女は俺から少し離れて、携帯で検索し始めた。
知らなかったんだ。
知らないでやってたの、可愛いんだけど。
意味がわかったのか、顔だけじゃなくて耳まで真っ赤にして、頭を抱えてしゃがんだ。
「優衣が知っててさ、教えてくれた。」
「やだぁ、恥ずかしい・・・忘れて・・・。」
絶対、忘れてなんかやんない。
「やだ、もっと俺を束縛してよ。」
こいつだけに必要とされたい。
確かにこの仕事は好きだし、ファンの子たちは大切だ。
でも、こいつの大切とは違う。
もし、ファンと心羽、どっちか選ばなきゃいけない場面があったら、俺は迷わず、心羽を選ぶだろう。
こいつは、反対するだろうけど・・・。
「こんなに、してるじゃん・・・。」
「もっと・・・足りない・・・。」
彼女の喉を噛んで、腰をいやらしく撫でた。
「こんな人来ないとこ来てさ・・・俺となにしたいの?」
「別にっ・・・流司さんが来るとは思わなかったし・・・っ!」
余計、顔真っ赤にして・・・可愛過ぎ。
「あんなことされたら、追いかけるに決まってんじゃん。」
胸の下で手を止めて、また下に滑らせて、今度はケツを撫でる。
手を滑らせる度に、心羽の身体がピクピクと動いて、その反応が面白くて・・・舌や歯でも刺激を与えた。
「やめて・・・流司さん・・・んあ・・・。」
「気持ちいいくせに。ここ、こんなに喜んでるよ?」
「だめ・・・誰か来たら・・・。」
下着の中に手を入れて、熱く濡れた茂みに指を這わせた。
ちょっと、なんで毛まで濡れてんの?
そんな感じちゃった?
「俺、この会場、何回か来てるけどさ、ここ、誰も来ないよ?だから・・・気持ち良くなっていいよ?」
大丈夫、今はお前を気持ち良くさせるだけだから。
お前が本気で嫌がることは、しないよ。
「心羽、イかせてあげるよ。」
「あっ、やっ・・・待って・・・だめだよ・・・。」
「イきたいでしょ?素直なんなよ、ここはこんなに素直なんだからさ。」
水音が鳴る程激しく、彼女のそこを刺激した。