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甘い貴方を見つけるまで【佐藤流司】裏

第11章 Sugar11


ベッドに押し倒されても、唇はくっ付いたままで・・・もうムリ、苦しい。


彼の胸を軽く押した。

すると、すぐに唇を離してくれた。


「苦しかった?」


こくっと頷いて返事をする。


「酔ってたんじゃ・・・。」


「キスしたら、酔い覚めた。」


「なにそれ・・・んっ。」


また口を塞がれて、激しく口内を犯される。


トントンと彼の胸を叩くと離れてくれる。


「だから、苦しいって・・・。」


「したい。ダメ・・・?」


「いいよ・・・。」


私だってしたいの、わかってるくせに・・・。


「心羽、好きだよ・・・。」


そう言って、おでこにキスをしてくれる。


「私も、好き・・・。」


もっとたくさん言って?

好きって、愛してるって・・・。


首筋に噛み付かれて、また跡が増える。

増えるっていうより、消えちゃったから、付け直し?

付け直しでもない?

まぁいいや、そんなこと。

今はなにも考えずに、彼に溺れたい。


なんかこの格好、嫌。


パンツとショーツだけを脱がされて、靴下と上は着てる状態。


「脱がすんなら、全部脱がしてよ・・・。」


「そんなに俺に見られたいの?」


そうだよ、見られたいよ。

全部、見て欲しいよ・・・。

恥ずかしいけど。


カーディガンを脱がされて、シャツも脱がされると思ったら、顔に被さったまま下着を外そうとしてる。

腕もシャツに通ったままで上げてる状態だから、動かせない。


「ちょっと、ちゃんと脱がせてよ。」


脱ごうと腕を動かすと、


「ダメ、そのまま。」


と言われて、なにも出来ない。なにも見えない。


下着のホックを外して、上にずらすと、胸に彼の舌の感触がした。


「んっ・・・やだぁ、流司さん、見たい・・・。」


「なにも見えない状態だと、興奮しない?」


服を顔から取ってくれた。

腕にはまだ通ったままで、動かせない。


「しない、流司さんが見たい。」


「そんな可愛いこと言ってると、酷くしちゃうよ?」


「流司さんなら、いいよ・・・?」


彼は軽く微笑んで、また胸を愛撫し始めた。








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