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【S】Moebius Ring~目覚めたら執事!?~

第4章 捜査会議



松「…だから。さっきから言ってるじゃないですか。こういうことは、警察に、任せればいいんですよ」
美羽「嫌よ!指輪のこと話さなきゃならないじゃない!おおっぴらになるのはゼッッタイ嫌なのッ!!」
松「そんなこと言ってたら何にも――」
櫻「あの~…二人とも、ちょっと落ち着きません?」
美羽「だって!この人全っっっ然わかってないんだもの!」
松「(ムッ)わかるように説明して頂けないから――」
櫻「あ~はいっ!もケンカやめ!大人なんですから。ね?もっと建設的な話をしましょう。でないと一向に解決には向かいませんよ」
美羽「…まあ、そうね」
松「そもそも、どんな指輪なんですか?ブランドは?」
美羽「姉様へのプレゼントよ」
松「…。どんな形の、指輪なんですか。石とかは…」
美羽「大事な!指輪なの!」
松「…(イラッ)。だから。形状はっ?」
美羽「普通の、邪魔にならないヤツよ!絶対見つけて!」
松「・・・」

普通のって何だよ!?わかるわけねーだろそんな説明でッ!つか、んな大事なもんなら無くすなよ!!

…ってなこと思ってる顔だな~、これ(笑)。

櫻「…どうどう。落ち着いて、松本くん」
松「ハッ。…コホン。スイマセン、先輩」
櫻「お姉様へのプレゼントなんですよね?いつ頃お渡しする予定なんですか」
美羽「今日!あたり渡そうと思ってたのにッ!~~決心が鈍るから、もう早めに渡したいのっ」

決心?

松「じゃ~もういっそのこと、新しく同じの買った方が早いんじゃないっすか?(超金持ちなんだし)」
美羽「あれは特別な指輪なのッ!…こっそりアルバイトして貯めたお金で買ったんだから…」

へえ~…

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