【S】Moebius Ring~目覚めたら執事!?~
第20章 epilogue
松「ねえ。俺のコーヒーまだ?」
櫻「…只今。潤ぼっちゃま」
松「…お、おう…。よろしく…」
二「ねー。俺にも淹れて。いつもの」
櫻「かしこまりました。濃い目のブラックでございますね、和也ぼっちゃま」
二「…。うん…」
相「あ、俺も俺も。いつものね♪」
櫻「…了解しました。こだわりのないフッツ~のコーヒーでございますね」
相「え。…俺、いつもそんな…?」
意外とできるもんだな、自然に。ま、今回の夢に関してはね。相手を知り尽くしてる分ラクショーですよ、ある意味。好みとか大体把握してるから。調査しなくても余裕。
にしても、何かものすごいリアルだな、今回は。このコーヒーの熱さといい、香りといい…。
櫻「おまたせいたしました」
松「サンキュウ♪」
二「どーも」
相「これが俺のいつもの…。ゴクッ。…ん~…?こんなもんかなぁ??」
大「…俺のは?」
櫻「…」
さ~てと。次は何をするんだったかな。
大「ねえ。俺のコーヒーは?」
櫻「…」
え~と…。あ、思い出した。脱ぎ散らかされてるこの服を片付けろと。そんなこと申し付けた大人気ないぼっちゃんがいらっしゃいましたな。