第4章 〜誘惑の魔女〜
『大人の仕事に首突っ込むのが悪いのよ…。
大人しく魅了されていれば良かったのに。』
カルマと私、渚に、チャームされたみんながジリジリと忍び寄り……。
ドォン…。
『わぁーー!』
シュルッ。
『コロ先生?』
『大丈夫ですか?…ってか、まぁさん!何て格好!』
『先生あんま見ないでくれるぅ?俺のかわいいまぁちゃんのこと。』
渚(カルマ君のものではないんだけどね…)
コロ先生に助けてもらい最上階へ。
『なっ!何であんたチャームが解けてるのよ?!』
『そんなもの、はじめからかかっていません。私を誰だと思っているんですか?魔王ですよ!
魔王に状態異常の魔法が効くわけないでしょう。』
『ふんッ!でもこっちにはまだ人質が…。』
烏丸『残念だが彼女たちなら俺が解放した。』
『なっ…。』
ひなの『烏丸先生、檻切ったんだよー!』
りお『いやー!あれは惚れるわぁー!』
『キィィィー!私が考えた作戦なのにぃ!烏丸先生ばっかりチヤホヤされてズルイ!
烏丸先生が一向にチャームかからないなんておかしくないですか?実はオネエなんじゃないですかー?!』
『バカなことをいうな!鍛えているからだ!』
『さて…イリーナさん。私の大切な生徒を突き落とすとは少々度が過ぎていますねぇ…。』
烏丸『覚悟はできているな…イリーナ。』
私たちが塔を降りた頃……。
『ダメっ!……やめて……あぁん…そこはダメよ……!
いやぁぁぁぁん…。』
E組(一体何が起こってるんだ………)
イリーナ『もう…悪いことはしません。…だから許して下さい…。』
『カルマおにーたん!だっこぉ〜!』
『まぁちゃんは、先に服着ないとダ〜メ!
着たら抱っこしたげるからね!』
『ぅん!まぁ服着りゅね!』
『おぃ、いい加減ネックレス外してやったらどうだ?』
『えぇ〜!俺はこのままがいいからずっとつけてたかったんだけど仕方ないなぁ。
まぁちゃん、約束の抱っこ!あと、約束守ったから、ほっぺにキスしてね!』
『ぅん!チュッ!』
カルマがネックレスを取る。
ボンッ!
ん?…唇に人肌が…………。
『うわぁ〜!!!』ジタバタ…。