第2章 砂漠の月71~150
「なぁ……」
「はい」
「愛情の裏返しって無関心なんだと」
「え?」
「俺に対して嫌悪でも、愛情でも、何かしら感情を浮かべるってことは関心があって心がこっち向いてるってことだから、俺は見せて欲しい」
「あ……うん、ごめんなさい」
「拗ねてる月子も可愛いけど、傍に居ないとご機嫌も取れねぇから」
「ご機嫌取るの?」
「もちろん」
――じゃないと可愛い笑顔が見れないだろ?
当たり前のように言う晴久に、顔を紅くしながらこくりと頷いた月子は晴久ご所望の可愛らしい満面の笑みを浮かべ好意を口にする。
その言葉に嬉しそうに微笑んだ晴久と朝から話せなかった分を埋めるように話し、夕飯を作ってくれと強請られて作って一緒に食べると送って貰って家に帰った。