第7章 派生③おそ松&チョロ松END
チョロ松さんも脱力し、私を押しつぶさないよう体重を支えながら、はあはあと
息を吐いている。
「……松奈……俺……」
チョロ松さんは汗を流す私に手を伸ばし――。
「はい、交代交代ー!」
「っ!!」
「ちょっと、おそ松兄さん!」
余韻も何もなく圧迫感が抜ける。
代わって、チョロ松さんを引きはがしたおそ松さんが場所を取る。
「続けてやっても大丈夫? 大丈夫だよね。ゆっくりやるし」
……いや大丈夫なワケが……。
しかしチョロ松さんは心配そうに私を見つつ、止める気配がない。
「うーん。でもチョロ松と同じ体位って芸がないよなあ。あ、そうだ」
「え……?」
引っ張って身体を起こされ、おそ松さんの足の間に座らされる。
「え? 何? な、何をするですか……?」
「いやさ。そろそろ新しい体位もやらないと、ワンパターンになっちゃうだろ?
ほら、俺の足の上に乗って、そう、腰を浮かす感じで……」
足を開いた状態で腰を持ち上げられ、
「え……ま……待って……何……!」
「うんうん。で、ゆっくり落とすっと……」
「――っ……!!」
閉じかけていた場所を、一気に最奥まで貫かれ、快感とも違和感ともつかない声が出た。
「大丈夫っぽい? じゃ、動くよー」
「や……あ……やあ……っ……」
息つく間もなく上下に揺さぶられる。
足を開いた状態でチョロ松さんに見えているのが、羞恥心をあおられる。
「後座位? でも疲れてる子に初めての体位とか、何考えてるんだよ、変態兄貴」
と言いながら、前から私の胸を愛撫してくる変態弟。
おそ松さんは私の腰をつかんでガクガクと揺さぶりながら、
「俺は、自分一人が楽しむことしか考えてないおまえと違うの。
松奈にも気持ち良くなってほしいから。俺って、良い奴だよなあ」
人間のクズが自分に酔ってやがる。
「あ、あ、や、だめ……あ……」
下から激しい突き上げを受け、私は呼吸もまともに出来ず、泣いた。
クズ長男は後ろから、私の×××××を弄りながら、
「気持ちいいの? 感じちゃってる? ホントに良い子で、悪い子だよなあ」
うなじにキスをしながら笑う。
「ホントに悪い子、松奈は悪い子だよ」
チョロ松さんが私の手に、自身をつかませながら呟く。
何で……私が……悪いことに……。