第15章 〇【ミケ】身と心
つい、匂いを嗅いでしまう。
甘い中に、少し汗の匂いと、欲情した人間の独特な香りがする。
「ちょっと・・・ミケ!嗅いじゃやだ・・・」
「いい香りだ」
サラは欲情している。
ボトムスに手をかけ、脱がす。
恥ずかしそうに下半身を隠すサラの手を軽く押さえ、下着の上から乳首と同じように唇で柔らかな場所を挟んだ。
「や、やだ!それは・・・ダメですって・・・ば・・・」
構わず愛撫をする。次第に厭らしい匂いが増して、下着をずらせば案の定、秘部は愛液でグショグショに濡れていた。
「ほう?ダメ、か?」
愛液を吸い、指で蜜の溢れる場所を愛撫した。
「ん、ふ・・・気持ちい・・・い」
サラの手が何かを掴もうと彷徨っている。
俺が空いた手で握ってやれば、力が込められた。
足も揺れて、身体が強ばり始める。
絶頂が近い。先程見つけたサラの敏感な場所を愛撫すると、サラは声も無く身体を揺らして達した。
身体を起こすと、夢中で貪っていたせいか気が付かなかったが自分の股が異常に勃ち上がっている。
中に挿れたい。
「サラ」
名を呼ぶと、サラは息を整えながらこちらを見て、腕を伸ばした。
「ん、キてください・・・」