第15章 熱を出した…
常に音を拾い良い音と良くない音を分けているのメモ帳は音符でいっぱいになっている
風がの黒髪を撫でる
長かった綺麗な髪を彷彿とさせるが、短くてもその美しさは変わっていない
『愛しているという声が泣いているように聞こえた
心がいつか人を救うのを君はいつでも知っていたの』
静かに歌うとそれを聞いている林檎と龍也
林檎「そうだ!ちゃん」
『ん?』
龍也「飯行くぞ」
『は?』
唐突な言葉にポカンとする
『行かねぇよ…。めんどくせぇ』
林檎「問答無用!」
ガシッと腕を掴む林檎に引き摺られるように着いていく
その後ろを龍也がゆっくりと着いていく