第14章 マスターコース
翔「あとさ」
『まだあるのかよ』
翔「那月が抱きつく時は飲み物飲んでない時にするって」
『抱きつくこと自体やめろって伝えとけ』
那月から聞いた
那月が入れた紅茶を飲んだZEROを思いっきり抱きしめたら噎せたと
あの馬鹿力
『翔、オレ自販機に行ってくるからもしスタイリストが来たら伝えといてくれ』
翔「あっあぁ分かった」
パタンと閉じられたドア
そしてふと思う
これ俺が行くべきだったんじゃね?と
翔「うわぁ…!付き人なのになんで本人に買いに行かせてるんだよ!」
けど追いかけたところでスタイリストが来たら困るのはZERO
やるせない気持ちのままZEROの帰りを待った