第14章 マスターコース
真斗「ZEROさん足のテーピングしますから見せてください」
『あぁ?…たく』
靴を脱いで差し出された足は熱く、色も悪い
こんな足でよく踊れるものだと思うほど
真斗「ちょっと冷たいかもしれません」
『あぁ…早めにやってくれ。時間がねぇから』
台本から一切目を離さず俺に言う
冷やし過ぎないように気をつけてテーピングをする
真斗「終わりました」
『ん…サンキュ』
靴下を履いて靴を履く
痛いはずなのに泣き言すら言わない
これがトップアイドル
『うし、じゃあ着替えるから出てけ』
真斗「はっはい!」
俺が出てくとすぐにZEROさんが出てきた
早すぎないか?
早着替えが得意と月宮先生が言っていたが…早すぎる