第11章 シークレットライブ
『水か何かない?』
「ありますよ」
水を受け取り飲むと少し驚く顔を見せる
『何』
「普通あんなに犯罪とか言ってた人から貰った水飲みますか?」
『…あー…渇きには勝てない』
そのままゴクゴクと飲んでいく
「なんか少し心配になってきましたよ…」
『なんで』
「本当に誘拐ならどうするんですか?」
『……んー…さぁ?』
「水だって睡眠薬とか入っててもおかしくないんですよ?」
『……そ。でも実際入ってない』
そんな心配より、なぜオレは車に乗せられたのか気になるがオッサンの事だ。聞いても話すなとか言っているに違いない