• テキストサイズ

此処にある音色

第9章 波乱万丈の林間学校後編


耳を疑った言葉

龍也「…ならもう行った」

翔「は…?だっだって荷物の片付けって…!」

龍也「もう済んでて用事で部屋に行ったら紙切れ1枚置いてあった。今から屋上に向かうところだ」

龍也さんは懐から綺麗に折りたたまれた手紙を見せてくれた

翔「部屋の片付け済んだから…もう行く…お世話になりました…」

最初の文は後から付け足したのだろう
まだ乾ききっていない赤いシミがあったから

翔「クソっ!ふざけんじゃねーぞー!」

オレは龍也さんを追い越して急いで屋上に向かう
走っている間に那月に電話を掛ける

那月《翔ちゃん?どうかしましたか?》

翔「説明は後でするけど、がもう出発する!急いで屋上に来い」

那月の慌てた声を聞きながら電話を切った
/ 262ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp