第9章 波乱万丈の林間学校後編
音也「!血が出てるよ!」
『別にこれくらいいい』
音也「良くない!」
自分でも信じられないくらい大きな声が出た
ハッと口元を抑える
音也「ごっごめん…怒鳴っちゃって…」
『…はぁ…別に心配させた見たいで悪かったな』
はポンポンとおれの頭を撫でた
音也「おれ犬じゃないんだけど…」
けど何処か気持ちいい
頭撫で馴れた事なんていつくらいだろか
『と…オレはそろそろ行くわ』
パッと離された手に寂しさを覚える
音也「あ…」
『ん?』
おれは何も言えずに黙り込んでると手が差し出された