第5章 【R18】寂しさの行方(カイル×アリス)
「…っ!!!!!!?カッ…!カイ……むぐっ…」
驚いて大声を出しかけた彼女の口を咄嗟に手で押さえる。
「お前、今何時だと思ってんだよ、静かにしろー…」
素直に静かになった彼女は今、恐らく、顔を真っ赤にしているのだろう。顔色までは読み取れない薄暗さの中、至近距離で恋人の瞳を覗き込み、問う。
「なー…、何してたんだ…?」
「……っ…分かってる…くせに…」
目を逸らした彼女の耳元に口を寄せ、ニヤリと笑って言った。
「ああ、俺の白衣を着て、1人でしてたんだよな…?」
「……かっ……んだもん」
「あー?」
「…カイルがいなくて、寂しかったんだもん……」
「…っ!………ちっ…」
「えっ…ちょ、カイ……」
「黙ってろ」
「…っ」
先程とは打って変わって、噛み付くように彼女の唇を塞ぎ、少し開いた口の隙間から舌を差し込む。
最初は戸惑っているようだった彼女も、少しすると、俺の首に腕を回し、俺の舌に応えるように自分の舌を絡めた。
会えなかった時間の寂しさを埋めるように、何度も角度を変えて息を忘れる程にキスをする。
そんな中でエルと瞳がかち合う。彼女の瞳には隠し切れない熱が表れていた。それはきっと俺も同じで、俺たちは言葉を交わすことなく、更に深く繋がった。
キスをしながら彼女の服を脱がせ、自分も雑に服を脱ぎ捨てる。
お互い一糸纏わぬ姿になり、見つめ合う。甘ったるくて濃い時間。いつまで経ってもこの感覚には心臓が慣れず、ドクドクと脈打つ音が自分の耳に聴こえてくる。
不意にエルが俺の頬に手を添え、微笑んだ。
「おかえり、カイル」
この状況で言う言葉ではないのかもしれないが、そう言って笑う彼女を綺麗だと思った。
俺はつられるように笑みを返す。
「あー。ただいま」
沈黙の帳が下りた部屋で、見つめ合い微笑み合う。そして、そのままゆっくりと唇を重ねた。
ついばむようなキスを繰り返しながら、身体の線をなぞるように手を這わせる。柔らかな肌に指を沈めつつ、完全に勃ち上がったそれを指で弾く。
「ひゃっ…ん…っ」
俺は一旦口付けるのを止め、もう片方の頂を口に含んだ。
「…ん…やっ……まっ…て……っ」
恋人の制止は聞き入れず、そのまま固くなった先をコロコロと舌で転がす。