第4章 【R18】シリウスの本音(アリス目線)
「エル…、挿れたい
欲しいって、言ってくれないか」
お願いするような、甘えるような声色だった。
こんなことは、初めてだった。
常に人に頼られるような存在であるシリウスさんが、こんな声を、こんな表情を、見せてくれている。
それが言葉では表せないくらい嬉しくて、両腕を恋人の首に回して耳の横で囁いた。
『……欲しいです…シリウスさんの、全部、私にください…』
「……っ!………分かった…っく…はぁ…」
『あっ!…ん……っ』
一気に奥まで貫かれ、すぐにゆるゆると律動が始まる。
奥を突かれる度に抑えようのない声が漏れて、それを塞ぐように舌を絡め合わせた。
「……っはぁ…そんな顔も、そんな声も、他の男共には…見せるんじゃない…ぞっ…」
返事をすることすらままならず、涙を流しながら必死に頷くことしかできなかった。
溢れる滴をちゅっと吸われ、額、頬、まぶた、鼻、とあちこちにキスを落とされる。
だんだんと腰を打つスピードが速くなってきて、シリウスさんの限界が近いことを知らせる。
私はそれをただ受け入れながら、きゅっと手に力を込めると、強く握り返された。
身体が痙攣し始め、私もまた絶頂が近いことに気付いた時。
『…んっ…!っあ…っ!!』
「…っ!…っく……っ」
首筋を強く吸われるのと同時に身体にぐっと力が入る。
そして、シリウスさんの腰が一番強く、奥まで押し込まれた瞬間、2人で絶頂を迎えた_____。
「…ったく、本当に可愛過ぎて困るな…
…エル、愛してる
………起きないのか?エル」
私の首筋に付いた跡を撫でるシリウスさんの声に、そっと目を開けて顔を見上げる。
『…っ気付いてたんですか?』
「当たり前だ、あんたは分かりやすいからな」
『…単純ですみません…』
「こらこら拗ねんな
…まあ、そうやって拗ねるところも、単純なところも好きだから困るんだが…」
『もうっ!シリウスさんっ!』
可笑しそうに笑うシリウスさんに抗議をするように少し頬を膨らませる。
『……シリウスさん』
「ん?」
『……私も、愛してます』
「ああ」
シリウスさんは大きい手で優しく私の頭を撫で、顔を上げた私に、とびきり甘い笑顔でキスをした_______。
おわり