第7章 リエーフ見参!
「行かないの?波瑠」
「.....意地悪」
「何が?」
ニヤリ、と笑う。
絶対わざとだ。
「...なんでもない」
イカせて欲しい、なんてそんな恥ずかしいこと言えない。
「そ?
じゃあ行こうよ」
「うん」
蛍と歩いている間も身体の火照りは収まらない。
ずっとナカが疼いたままだ。
もどかしい。
「じゃ、また明日」
「う、うん。また明日。
おやすみなさい」
蛍と別れ、女子部屋へと戻る。
が、気持ちを落ち着けようと女子トイレに入った。
個室に篭もり、座ると息を深く吐き出した。
「これが、今までの蛍の気持ちなのかな...」
最後まで出来ない辛さ。
こんなにも疼いて疼いて、仕方のないものなの...?
ナカに刺激が欲しくて、キュンと疼いて、それをなんとか紛らわせようと脚をすり合わせた。
「蛍...」
切なさの入った声で名前を呼ぶ。
どうしようもない。
我慢出来ない...!