第7章 リエーフ見参!
「あっ...あ」
「波瑠、声抑えて」
「な...で」
自主練から帰る途中、外で蛍に触れられる。
「ちょっと我慢出来なくなった」
「ちょっ...ぅあぁ...」
ジャージの中に手が忍び込み、下着の横から指を差し入れる。
「トロトロ...いつもより濡れてない?
そんなに外が良いの?」
「ち、ちが...」
「違くないでしょ、こんなに濡らして」
少し指を動かせばグチュ、と水音が鳴る。
その音が聞こえ、羞恥に顔を赤くする。
「あ、あぁ...」
「気持ちいい?」
「んっ、あ.....うん...」
「そう、良かった」
「波瑠さーん!」
「!」
リエーフくんの声が聞こえ、身体が強張る。
「あれ?
こっちに行ったって聞いたのに...。
波瑠さーん?」
「し。
静かに。
大丈夫、バレてないから」
「っ、っっ、ん...」
静かに、というのに動かす手は止めてくれない。
声が出ないように、と息を止めるので精一杯だ。