第5章 姫の初夜
「冴姫…どうした?」
『…うッ…うぅ…ごめ、さ…あたしぃ…』
「…すまない、怖がらせるつもりは…」
『…ッ!!違うんです…あたし…嫌いなんです…こういうの』
布団に横たわるあたしをゆっくり起こしてあたしを抱きしめる三日月さんに、あたしは涙を拭いながら事の経緯を話す
自身の主たちの話や今まで見てきた行為の話・・・
それらを話していると、三日月さんはいつものように笑った
「そうか…姫も苦労したのだな。だがな、これは一種の愛情表現なのだ。俺はそう思うぞ?」
『…思えないです』
「ならば、俺が教えてやろう。俺にすべて委ねていれば良い」
抱きしめていた三日月さんはあたしの顔を見て頬をそっと触った。あたしの目をじっと見て涙目を拭うとさっき以上に優しいキスをしてくれた
『ん…』
「冴姫、まだ怖いか?」
『…いえ』
首を横に振ると、今度はゆっくりとあたしを布団に寝かせ直した。はだけていた浴衣の中にゆっくり手を入れると再び乳房を優しく、あたしが嫌がらない様に丁寧に触っている
その手が、今度は下降して両足を開きその間を撫でた
『いっ…』
「冴姫…怖がるな、大丈夫だ」
三日月さんの優しい声が耳元で聞こえてくると、腰がビリビリとしびれるようだった。股辺りをスリスリと三日月さんの手が通ると、心臓がキュンキュンするようだった
「冴姫、ここ気持ちいいだろう?」
『…ッ!!』
気持ちいいという感覚が分からないからあたしは首を横に振る。三日月さんはそれを見てクスッと笑った。
すると三日月さんは股辺りのピンポイントを指先で押した
そこを押された瞬間、あたしの口から甲高い声が漏れた