第3章 保健医×にのみや先生
先生はお弁当を完食して眠たそうに欠伸をしてる。
『美味しかった?』
「うん、…あ、ほら、もう昼休み終わるよ?午後の授業は出るんでしょ」
机に向かって眠そうに、何やらかりかり仕事しながら、時計を見上げる。
そんな先生の横顔は可愛くて、いつまでだって見てられる。
『あれーまたお腹いたいかも?』
「こーら。いい加減にしなさいって」
『だって』
だって。まだ先生の横顔見ていたいんだもん。
ぶうぶうとわがままを言っていたら、先生は手を止めて私が座るベッドの前まで来てくれた。
困ったように笑う先生の顔。
なんだかんだ言って、構ってくれる先生が好き。