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Unlimited【ダンまち】

第4章 鍛練と迷宮





それから話し合った結果…

前世の記憶と、世界の仕組みについて簡単に話した。


レフィーヤ「…要するに、魂は位別に分けられているってことですか?」

ケイト「うん。悪行を取れば下に、善行をすれば上に。
一番上には神が住まう世界、神界があって…天国や天界とも呼ばれているね。

学ぶべき点ごとにチーム分けされて魂としている間の記憶も、多少混じってる。
そこは霊界って言ってね。

死後の世界は幽界って言うんだ」

アイズ「霊界には何があるの?」

ケイト「んー…魂と霊体のみの修業場?らしいけど細かいのは憶えてない」

ティオネ「そもそも霊体って何なのよ」

ケイト「えっと、まず魂って言うのは輪廻転生で死ぬこともなく次の身体に宿って生まれ変わる。これを転生って言うんだ。

その身体をもって、死ぬまでに体験したことで『人格』を形成する。
その上で身体が死ねば霊体となって離脱する。

その後、霊体と魂とで分かれてあの世に行くんだよ。
その時に、やり残したことがあるからすぐ転生するか、霊界で修業するか、幽界で選べるの。

と言っても悪いことばっかりやった人間は問答無用で地獄送りだけどね。
上は光、下は闇。その闇の階層のことを地獄って言うんだ」

『へえ』


ケイト「どんな人達と一緒に居たかはなんとなくだけど憶えてるんだ。

私は、死んだ後で胸を張って逢いたい!精一杯生き抜いたって!!
だから、これは間違ってると思ったことは絶対にしないって決めてるんだ!//」ぐっ!&キラキラ

ティオネ「確かに理に適ってるわね」

ティオナ「でも何で記憶があるの?」

ケイト「さあ?それに関してはわからないけど、霊感って呼ぶらしいよ。この能力のこと」

アイズ「戦闘には使えない?」キラン
ケイト「無理だよ多分;」

レフィーヤ「私の位ってどうなんでしょうか…まさか地獄に落ちたりは;」がくぶる
ケイト「あんなことやって心も痛まない奴よりは遥かにマシでしょ、そりゃ。

レフィーヤは優しくて気立てもよくって、本当にいい人だって思うよ。
だから大丈夫!私が保証する!!」どんっ!←胸叩く

レフィーヤ「ほっ。よかった」

ケイト「未来の自分が後悔しない道を進めばいいと思う!
自分の信じた道を!選んだ道を!!」ぐっ!&ごおっ!←燃えている


そう言うと、皆は微笑みながら温かい目を向けていた。


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