第99章 瘀血(おけつ)
ぼおっ!!
沢村『ゲートが開きました!!
気を付けて!!』
迅『大丈夫
ただの迎えだよ』微笑
敵の首魁『がしっ)←敵の襟首を掴む
済まなかった
騒がさせてしまったな』
菊地原『本当にそうなんだけど何やってたの?』
首魁『いや…
隠蔽に隠蔽を重ねられ
更に偽造までして口封じに殺そうとしておったので、その救出を優先した
この馬鹿が恩師を亡くしたばかりだからか、よりにもよってミデンの恵土をブラックトリガー化させれば、恵土が一度だけ蘇るトリガーを作って渡したように、もう一度出来るはずだと喚いて暴走していたそうだ
誠に済まん』お辞儀
迅『あ~あれね)
………一つ聞いていい?』
首魁『なんだ?』
迅『始祖神の件…どこで聞いた?』
首魁『…………』
迅『それ教えれば今回の件はチャラってことで』キラン
『はあ!!?』『おい!!』
首魁『…………………
全てのトリオン、実在化の源であることは…
どこまで広まっているかは正直わからん
どこからか入ってきた…
ネイバーに人生を狂わされ、それでも神の如き光の力で全てを守ろうと…奮闘する幼子がいると…
それに私も命を救われた側だ
だから手を出すなと言うのに…
対面上はトリオン兵を送らねば示しがつかん
なのでそれだけにしていたのだが……
この馬鹿が!』
迅『つまり…
情報元はない?』
首魁『勝手な推測と願望だ…
ミデンの恵土の名は…勇名は聞き及んでいる
死したばかりのものを蘇らせたことも…
死んでから三十分以内でなければ蘇らせられないことも
だから縋ったのだろう
数々の戦場を渡り、修繕して復興を促し、蘇りや治療まで、無償で数々のネイバーフッドで行い続けてきた旅路を——知ったことでな
←満面の笑みで手を差し伸べる恵土の姿が浮かぶ
わざわざこちらに毒を盛り殺そうとしてでも行いおった
コヤツがナンバー2でなければ』ちっ
迅『おたくが助かったのは?』
首魁『わしもこやつに助けられた側だ(ちゃり)
これのお蔭で、一度死んだが蘇った』
菊地原『そんなことしてたんですか』じと目
恵土『ひゅひゅひゅひゅひゅひゅひゅ〜♪』視線逸らし
『誤魔化せてないから;』じと目
首魁『トリガーを渡す
こちらが出せるのはそれだけだ』
迅『了解
その前に…
毒の解毒薬とかない?』
首魁『………
同じものかはわからんが…
どれかわかるか?』
