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Unlimited【ダンまち】

第97章 神無(しんむ)





本体の世界にて——

初代『殺してやる!』
怒りに震え呻くように声を轟かせ響かせる初代原初の始祖神ウレイオスを諌めたのは

ケイト『自由にさせようや…
どうなるかわかってんだろ?』
なんの光も宿さない目で、表情で、静かに呟く二代目原初の始祖神ケイトだった

初代『……』ギリギリギリッ
歯軋りする初代に再度言い放った

ケイト『怒っても無駄な相手かどうか、弁えようや・・』
真っ黒に瞳が光っていた

初代『共犯者が!!』怒号

ケイトは…なんの表情の揺らぎも無いまま、左向きに向けていた顔を前へ向けた


怒った所で何も変わりはしない
消える定めも、本人の生き方も…

どうにもしようがない
どんなに助けたくとも
大事に思おうとも

何も響くことは無い
変わることも無い

自分のこと(やりたいこと)しか頭に無い本分しか無いのだから


主犯格(主犯格の癌)、加担者(癌と隠れ癌)、共犯者(半グロ)——それらはまだ…本体の世界を啄み、弄び、ケイトへ蹂躙の限りを続け、苦しめ続けていた

初代『削りを続けるばかりか増させてる宿核(しゅかく)が言うな』
宿核は造語であり、罪を宿し拡める核という意味だ

それでも初代は消す方へ踏ん切りを付けられずにいた


初代『生きる価値は
ケイト『無いよ
初代『!』

ケイト『無い
絶対に何が何でも無い

無いよ
これ以上無駄にすんなよ
無駄な奴なんかの為にさ
金を溝に捨ててんのと一緒だぞ』睨視

初代『でも
ケイト『黙れ
やめろ

二度とするな
お前は死に掛けなんだぞ
いい加減にしろ
死にたいのか

俺は…癌も半グロも捨てる
それこそが初代の生きる道だ

その為なら…悪魔だろうがなんだろうがなってやる
二度と生まれさせてなんかやるものか

黙って休んでろ、あんなのに心を痛めるな』憤怒憎悪

初代を生かす為に、彼女達を消そうと遠慮無く浪費だけを続ける「癌と半グロ」に見切りを付けた


ケイト『消える以外、二度と生まれない以外、なんの価値も在って堪るか
癌一同『自分はそんなんじゃ
ケイト『消えろ』黙れ
半グロ『違う
ケイト『二度と生まれてくんな』二度と存在すんな

問答無用でも強引でもやるしか無い
二度と死なせない


慈悲も無く消してゆくことが確定した



行動の伴わない言葉等——なんの意味も価値も無い…響く鼓膜も説得力も無いのだから


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