第94章 創傷（そうしょう）

あかね「………
それを言ったら貴方はどうなるのよ？
ケイト「ひっく
ん？」

あかね「全部捧げてるじゃない」じと目
ケイト「私は良いの！覚悟してるの！
ちゃんとやってるの！
あかね「同じことじゃない！！
ケイト「でも！！
でもお！！

失わせない為に頑張ってるのに
失わせてどうするんだよおおおお
こんなの本末転倒だよおおおおお

わあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

あかね「鼻水出てる；落ち着いて
ケイト「そんなのやだあああああああああああああああああああああああああああああ
あかね「瞠目）…
ありがとう」くすり微笑
ケイト「私は失うのいいよ慣れてるし大丈夫だよ
でも違うんだ
他の人は違うんだ
わあああああああ
私の馬鹿あああああああああああああああ
私の馬鹿阿呆間抜け不出来死んじまえ愚か者
わああああああああああああああああ

申し訳無くて生きていけないいい
やだあああああああああああああ」

あかね「そんなこと言ったら私達何年失わせてるのよ」じと目
ケイト「全部くれてやるよおおおおおおおおおおおおおおお
そんなん気にしなくていいよおおおおおおお」魂の咆哮
双眸（初代（左目）、二代目（右目））から涙を流し、鼻水を零す

あかね「嬉しい^^//
その気持ち（思い遣り）が…）
そういう人だから、削って頑張ってるんだけどなあ」ぽつり

ケイト「ひっくひっく
あかね「無理しなくていいようにって
痛くないようにって
頑張ってるんだけどなあ
ケイト「ひっく、えっ
ぼろぼろ

だから大好きなんじゃんかああああああああああ
あかね「私もそういう貴方だから大好きなのに
そっかあ
駄目なんだねえ
どうしようかなあああ
ケイト「ええええええええん！（ひしいっ！）

離れちゃやだあああああああああああ
（ぎゅううううう）

幸せでいれるように頑張るよおお
ごめん

ごめんねええ
ひっく、ぐすっ、ぐす」
あかね「なでなで）
大好きよ」微笑

乱馬「そんなに泣くことねえんじゃねえか？
汚い（小声）
あかね「めっ！そんなこと言わないの（小声）
いいじゃない！
そんなに大事って思ってくれてるんだから！！
乱馬「でもよお…
大丈夫か？；」困惑

ケイト「自分で拭く
掃除するよおおおお
あかね「よしよし
気を遣ってるじゃない！
遣わせないでよ」