第92章 新たな神武(しんぶ)
それは多岐に及び、無数に存在するらしい
それは――魂の在り方、願いは…全て異なるから
とのことだ
『創世神の親の心』を抱くものは、必ず守られる
それは――消える間際の願い(『必ず守る』)故―――
主犯格の癌に、殺されて消える間際での――痛切な願いが―――そうさせた
神の因子をばら撒く
それは…近い順に働きが増す
実在化が4倍となっていた根幹は、そこにある――
特に…実在化と共に送るからこそ、最大に発揮される――
だからこそ―――自らを削るそれ(命と自我と記憶)と共に、たったの一人で4倍となるほどに、発揮が成されていた
比類無き効力が――
アイズ『エターナル・ブリザード』
ケイト『まんまじゃん!』
アイズ『いいのかな?』不安気
ケイト『?
私もまんまだけど…
お前が在りたいように在ったらいい
その方が幸せなら…それが一番なんだよ^^』
アイズ『……
うん…
…(くす)
ありがとう』微笑
ケイト『にししっ^^』
『必ず守る』という誓い――それは受け継がれ、今なお在り続ける契機となっている―――
創世神の親&創世神『^^』
想いは変わらない――
永遠に―――
繋げてゆく―――
ずっと――――
創世神の親の化身化――それは…己の『想い』、『必ず守る自らの分体』を作りて、全ての魂に宿らせること
その願いが『守り』という形と成りて、全ての魂に憑いていたように
今なお、滅んでも、消えても、死んでも…変わらず続いた時のように――
変わらずそこに在り続けてゆくことだろう――――
たとえ――何があろうとも、何に阻まれようとも―――――全ての為に――――
だからこそ――『祈り』という言葉がある
感謝の言葉を送りたい
幸せで在って欲しい
願いたい
稚拙なものでだっていい…
それを忘れ…当たり前だと享受することから、癌化は始まるのだと推察されている
『ありがとう』の反対語は、「当たり前」
『ありがとう』は『有難う』と書く
そこからわかるように、文字通り「有るのは難しいこと」「滅多に無いこと」「貴重なこと」という意味を指す
それを忘れ、感謝せず、当然と思い、
何もせず、返さず、笑って何事もしなくてもしてもらえて当然とすれば…
歪むのは愚か、消えるのは当然の報いとも言える