第89章 堆魂の儀(ついこんのぎ)
勿論、『神霊』に関しては――
自然と、『神格』に付随するかのように…
付き纏い寄り添っていた
原初の神々界での人口は30人←3827ページ参照
計算上で言うと…
残り…
8人かな、エピメテウスを含めて
ケイト
僕
リヴェリア
ガレス
アイズ
ティオナ
ティオネ
アスフィ
リュー
椿
ノアール
ブランシェ
アイシャ
アーニャ
オッタル
フィアナ
レイ
ラーニェ
メイ
ロキ
フレイヤ
アルテミス
計22人…
それぞれが――比類なき神器を手にしていた
更には原初の神々の分体が宿っていた
それぞれの形に合わせて変えたものなので…原初の神々の力を使えるほど完全とは言い難いが、守るつもりで送り付けられたらしい
流石に8人は手にすることはなさそうだけれど……
原初の魂、と呼ばれる状態になったのだろうね…
次期原初の神々ではないにしろ…
癌の要素が無いから、守りたいから、守る為に宿ったという訳のようだ←3942ページ参照
守りたいものを、大事にしようとしてくれるものを…大切なものとして扱いたいから…報いたいから……
そんな温かな想いがヒシヒシと感じられた―――
エピメテウスに関しても同上で…
結局の所、守りたいといった想いから宿った状態であった
次期原初の廃棄神という訳ではないと
一章を終えた後…起こったその変化は……『導(しるべ)』として祝福された――
小人族(パルゥム)は…
再興を通り越してお祭り騒ぎになっていたが……;
うん…小人族の再興を目指していたものとしては……
よかったかな
うん、そう考えよう
テロップ『フィンは思考を放棄した!!!』
次期原初の神々は…
小人族(ケイト、僕、フィアナ(英霊))
エルフ(リヴェリア)
ドワーフ(ガレス)
ヒューマン(アスフィ)
精霊(ノアール、ブランシェ)←神々の分身として生まれ送り込まれたのではなく、自然から生まれた精霊としての魂
小人族の信仰の対象となってしまっている…
いや…一族が入っていようがいまいが、後々入るかもしれないといった期待の目で一杯らしい…‥
なんにせよ……ケイトの次世代は1兆5000億年後かな、原初の始祖神だし
僕のは5000億年後だし…
まあ言わぬが花という奴だ――
こうして――4月9日という騒がしい日は、終わりを告げた―――