第85章 エラー
ケイト「つまり…この世界は消えるはずだった。
そう裁きを受けるはずだった…
それを生かす為にこの世に与えられた存在…それが私であり、人工心肺の役割を為している。
という訳か」
『そう!!』
ケイト「だから…あれをしたんだろう‥……
ああなるしかなかったんだろう…
精霊寵愛(ずっ)←力が額から紋様と共に発光として出現する
――じっちゃんが死ななければ、同時に死ななければ、死ねない呪いを…精霊王の半身を……
後継ぎが生まれるということは…そういうことなのかもな……
生まれてくるんじゃなかった(ずうううん)←跪き、頭を垂れ地面に手を付ける
主護霊になって守る道だってあったじゃん」ぶつぶつ
清浄神「でも霊体に影響を与えられるのは同じ生きた体を持った霊体じゃないと、実在化の力を施せない」
邪神「癌のせいで消滅するのを抑えられないし」
ケイト「知るかボケ!!←全部に!付き
なんで癌の尻拭いの為に生涯棒に振らなきゃならねえんだ!!
ふざけんな死に晒せ!!!」
始祖神「そうよそうよ!!」
世界神「まあその辺りは同意見だが…
そうしたら皆消えちゃうんだが…;
こいつ以外」ケイト指差す
『シーン)………………』
フィン「ケイトは2代目だからね」
清浄神「っていうか消えない作りになってるからな、癌化の影響を受けないし」
邪神「原初の神々所以でしょ」
調停神「っつーか…
俺等の後継者は全員だろ」
『うんうん』2度頷く
清浄神「野放しにし過ぎて大変なことになってる。
この世。
だから消そうかと思ってる」
ケイト「そこに関しては全面的に賛成」挙手
世界神「交流所を無くしちまおうって話だろ」
調停神「その方が健全だよ。
癌が生まれる危険性は確実に削られる」
ケイト「否決?」
滅神「可決している、既に」
ケイト「何年前?」
清浄神「数日」
廃棄神「お前が…始祖神として目覚めてから、散々議論されてきた内容だ」
ケイト「……そうか、
決まったんだな
処罰」
廃棄神「ああ…まだタイミングもあるから、様子見てだな。
消す」
ケイト「了解」ぐっ!←腕組みしつつ、静かに左腕を強く右手で掴む
調停神「亜空間になるわけだがどう活用するかだよな」
清浄神「またその辺りは話し合って決めていこう」
時空神「まだ先は長いからね」