第85章 エラー

フィン「……

（くす）
何て言われたんだい？嬉しそうだけれど」微笑

ケイト「ふふふっ^^
…あんま、人のことばっかかまけてないで自分を大事にしてやれって…そういった中身が伝わってきたんだ…

嬉しいよ、本当に^^」

フィン「……彼だけじゃないさ…

僕も…皆も…君のことを想っているよ←目を細め、ケイトに微笑み掛ける
ずっとね？」片目瞑り←いたずらっ子のように笑い掛ける

ケイト「……ありがとう^^」

それからもう一枚紙を手に取り出した


ケイト「何々？
癌のアイズに対しての仕打ちまとめ？」

そこにはこう書いてあった


アイズに本当に惚れてるの？ってぐらいたかり過ぎ

詳細を述べると、
最初はミノタウロスから守ってもらって（礼も言わず）、
次はダンジョン内で初めての魔法に興奮して連射してマインドダウンで気絶し目が覚めるまで守ってもらって（礼も言わず）、
その次は遠征前にも拘らず一週間も修行をつけてもらって（昼食でアイズにジャガ丸くんを奢ってもらって、そこでバイトをしていたヘスティアに居合わせてアイズとの修行がバレる）、
更に遠征中にも拘らず駆け付けてくれたアイズにミノタウロスとの戦いを見届けた後にマインドゼロで気絶したベル・クラネルを背負って（リヴェリアに気絶したままのリリルカ・アーデを背負って）地上まで運んでもらい護衛してもらって、
18階層でリリルカ・アーデとヴェルフ・クロッゾ共々助けてもらって目が覚めるまで護衛してもらってテントまで貸してもらい食事ももらい、
その次はアポロン・ファミリアとの戦争遊戯になった途端にロキ・ファミリアの本拠地に駆け込み門番にアイズを出してくれと頼み込み聞きつけたアイズとティオナに一週間修行をつけてもらい、
自分の不始末で起きた災いごとのアマゾネス狩りでアイシャ達の護衛をさせ、
ウィーネを守る為にぶつかり合った後に「また戦い方を教えてもらえませんか。僕強くなりたいです」と言いアイズの心も考えず好き放題した挙句の果てに修行に付き合わせ、
事あるごとに「修行する？」というアイズの言葉、親切心に何度も何度も付け入って時間も労力も都合も予定も全て削らせて合わさせて利用して、
平気な顔をして笑って、何食わぬ顔で何も悪いことしていませんよ？と接してくる。



これは…酷いね

思わず漏らした言葉に、うんと即座に返ってきた